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愛すべき物売りたちへ (2)
じっこしぇんえん、ごごしぇんえん・・・・
愛すべき物売りたちへ (1)
愛すべき物売りたちへ (2)
愛すべき物売りたちへ (3)

■私は現地でこの原理を逆に応用したことがある。

最低販売価格があるといっても、彼らも生活がかかっているし、同じ物を売ってるライバルもやたらたくさんいるので、最後は500円や100円(MSP割れ!)で投げ売りしてしまうことも多い。

すると彼らは、日本から来た添乗員などに対して、「500円コイン2枚と、1000円札を両替してください。」とくる。私はすかさず、「3枚ならいいよ!」

この取引は何度か成立した・・・。

インドはどうか?― インドをすべて周ったわけではないので、それですべてを語ることなどは到底できないが、自分の実体験に加え、色んな紀行文などを読んでも、間違いなく言えるのは、「日本語が流暢なインド人は絶対に怪しい!」ということだ。
 
バンガロールの空港に降り立ち、現地ガイドの出迎えを受け、ゴロゴロとスーツケースを押して車に向っていると、いつの間にか香ばしいインド人がまるでずっと一緒にいたかのように半歩後ろを歩いている。
 
「車はこの先にあるので、お客様の荷物は私がお運びします。」

私は無視してそのまま歩いたが、それでも一緒に歩いてくる。

「車はこちらです。」
と、結局車まで案内してくれるので、「旅行社の荷物スタッフだったのか、疑って悪かったな・・・。」と思っていると、
「私は親切に案内してあげたので、50ルピーだ。」とぬけぬけと要求してくる。
「何も頼んでないだろ。チップは払う必要ない。」 
「では、10ルピーくれ。」

インドにはこのような輩がどこに行ってもやたらと多い。

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