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アメリカ西部“天空都市”を訪ねて@

 
天空の都市を訪ねて@
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天空の都市を訪ねてC

「世界で一番好きな場所は?」「今まで行った中で一番良かった場所は?」と聞かれたら、私は迷わず「スカイシティ」と答えるだろう。

"天空の町"という俗称を持つこの町は、西部一帯に居留しているネイティブアメリカンの一種族・アコマ族のプエブロ(集落)で、ニューメキシコ州西部、アリゾナとの州境近くにある。

NMはニューメキシコ州の略称

この町を訪れたのはほんの偶然だ。

ネバダ州のラスベガスでジープを1週間ほど借り、ルート66を通ってニューメキシコ州サンタフェへ向う道沿いで見かけた“SKY CITY PUEBLO OF ACOMA” の標識が気になり、車を停めた。

昔、何かの本か、テレビ番組で見た“天空都市”の記憶がよみがえり、その日の予定を変えて、標識に従って迷わずハンドルを切った。

辺りは荒涼とした赤茶けた大地で、時折瀟洒な教会を抱くネイティブアメリカンの小さなプエブロが点在する。

地平線が続くこの先に、まさか“天空都市”があるとは想像もできなかったが、夕闇の中にそれは突如として出現した。

アコマ族のプエブロ(集落)

高さ108メートルのメサとよばれる巨大な台地状の岩山。その頂上にアコマ・プエブロはあった。

時間は午後7時を過ぎた頃だったが、私は町の様子を見ようと、唯一の出入口となる坂道をジープで登って行った。

 すると、すぐさま赤色灯をつけたパトカーに停められた。本人もアコマ族である警官が言うには、「この町には住人以外は勝手に入れず、町を見学するためには、必ず町が主催するツアーに参加しなければならない。明日最初のツアーは午前8時にスタートするので、改めて来い」という。

仕方がないので、明日8時のツアーを口頭で予約し、今日中にアルバカーキまで行く予定も変更し、近くのモーテル(といっても60キロほど離れていたのだが)に投宿した。

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