冬を迎えると、チベット自治区の都・ラサには、各地からたくさんの巡礼たちが集まってくる。
農業や放牧を生業としているチベット族にとって、収入を得、一年の仕事を終えた冬はまさに巡礼のための季節。
ラサ市内にあるチベット仏教の総本山・大昭寺(ジョカン)や、千仏山ともよばれる薬王山では、来世での幸せな輪廻転生を願い、五体投地を繰り返す巡礼の姿が強烈に印象に残る。
薬王山の西崖に描かれた神仏の数々・千仏山
経文が彫られたマニ石が積まれたマニ塔。
最近ではドリルを使ってマニ石を作る。ここでは1つ10元程度。
千仏山で見かけた巡礼の人々
大昭寺の門前では、足の踏み場もないほどの巡礼が五体投地を繰り返している。
また、その周囲を取り囲むパルコル(八郭街)では、経文を唱えながら時計回りに巡る人々でごった返している。
チベット族は、自身の収入の6割もの財産を寄進し、慎ましい生活を続けながら、一途に幸福な生まれ変わりを願う。
何日も何十日も歩いてラサを目指す巡礼
マニ車は、時計周りに1回転させると、経文を1回唱えたことになる。チベット族は、携帯用のマニ車を手放さない。
着飾った巡礼たち
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