スワンインターナショナル

Back


仏跡巡礼シリーズ

霊峰・霊鷲山と五山に囲まれたマガダ国の都・ラージギル@

当時、最強の勢力を誇っていたマガダ国の王・ビンビサーラは、若きシッダルダ(ブッダ)のその非凡なる名声を耳にし、太子として迎えようとしたが、国王の太子となることが“出家の本願”ではないことを告げ、更に苦行を続ける道を選んだ。

首都・ラージギル(ラージャグリハ)を発つとき、王より「悟りを開いた暁には、再びここに来て教えを説いて欲しい」と懇願され、ブッダガヤで悟りを開いた後に再び訪れて以後、仏教伝導の中心となった。

町の東南には、釈迦が晩年に説法した山として有名な霊鷲山が聳え、他の4座の山々と合せて“五山”とよばれた。これが京都五山や鎌倉五山、中国の五台山など、仏教と関わりの深い“五山文化”の発祥とされている。

霊鷲山へは、整備された緩やかな山道を登ること約30分。ここで日の出を迎えようと、まだ暗いうちからたくさんの巡礼が集まってくる。

霊鷲山の名前の由来となった鷲の形をした岩が見えたら、山頂はもうすぐ。


山頂には、釈迦が説法をした場所・香堂があり、ブッダは常にここにおられるとされている。

ここで迎える日の出は、ヒマラヤのご来光と併せ、仏教の中では最も神聖で荘厳なものとされる。



霊鷲山の麓には、ビンビサーラ王が王子のアジャータシャトルによって幽閉された牢獄跡がある。

早く王位を継ぎたいがために実父を幽閉し、餓死させた悲劇の舞台である。


町の北には、釈迦に帰依したビンビサーラ王が寄進した世界最初の寺院建築・竹林精舎がある。

かつてのラージギルは、厚さ5メートル、総延長41キロメートルもの壮大な城壁で囲まれており、インドに現存する城壁としては最古のもの。

ラージギルの16キロ北方には、世界最古の大学とされるナーランダー大学跡がある。5世紀から12世紀にかけ、仏教学の最高学府として栄え、かの玄奘三蔵もここに留学し、数々の仏典を習得した。

つづく・・・・

  • 前へ
  • HOME

  • ★連絡先★

    スワンインターナショナル株式会社 営業本部

    ≪住所≫ 東京都 中央区 日本橋本町3-2-13 ADVANTEC日本橋ビル7F
    ≪電話≫ 

    03-5201-1001 (営業本部)

    Page Top

    PC | スマートフォン

    Swan International Inc. All Rights Reserved.