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アメリカ西部“天空都市”を訪ねてA


上空から見たスカイシティ
 
天空の都市を訪ねて@
天空の都市を訪ねてA
天空の都市を訪ねてB
天空の都市を訪ねてC

翌日は午前7時に出発し、ツアー出発の15分前にはビジターセンターに到着。ツアーの手続をするために受付に行くと、

“8時のツアーはとっくに出発したよ!”。 ・・・・。

口頭だったがちゃんと前日に予約もしたし、出発時間にはまだ15分もあるのになんで? 怪訝な気持ちでふと壁の時計を見ると、何と8時45分を指している。

私の腕時計は7時45分。

ここにきて時計が壊れたのかと思い、拝み倒して満員だった9時のツアーに無理やり入れてもらったのだが、私の腕時計はちゃんと動いている。

ツアー出発までの15分の間、頭が混乱したまま、前日宿泊したモーテルの領収証を整理していて、原因が判明した。

領収証に書かれているホテルの住所は、“HOLBROOK, AZ”。

そう、前日に適当なホテルを探して夜のハイウェイを走っている間に、いつの間にかアリゾナ州に戻っていたらしい。

アリゾナ州とニューメキシコ州は、両州ともアメリカに4つある時間帯の “MOUNTAIN TIME ZONE”に含まれ、時差は生じないのだが、夏の期間に限っては、アリゾナ州だけは夏時間(DAYLIGHT SAVING TIME ※欧米ではSUMMER TIMEという言葉は通じない)を採用しないため、両州の間には1時間の時差というややこしい現象が起こる。

このこと自体は知っていたのだが、前日アリゾナ州からニューメキシコ州に入ってすぐにスカイシティに立ち寄ったため、その時点で時計を調整しておらず、アリゾナ時間のままになっていた。

更に、ホテルは知らず知らずのうちにアリゾナ州に戻っていたため、ホテルにある時計と腕時計は時間が合っており、ニューメキシコとの1時間の時差にはまったく気づいていなかったのだ。

まるで推理小説でも解けたかのようにモヤモヤも吹き飛んで爽快な気分になり、このからくりをさっきの受付のおばさんに説明したかったのだが、そこまでの語学力も持ち合わせていないので、ひとり納得顔でニヤニヤしながらツアーバスに乗り込んだ。

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