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インドの結婚事情A

 
インドの結婚事情 @
インドの結婚事情 A
インドの結婚事情 B
インドの人口は増加の一途で、現在の人口増加率+1.6%がこのまま続くと仮定すると、+0.6%の人口増加率である中国を2030年には上回る計算になるらしい。
インドの面積は、中国と比較すると3分の1程度である。その狭い国土(といっても日本の約9倍)に中国を超える数の人間が密集するのかと思うと、想像するだけで恐ろしい。

また、インドでは離婚は極端に少ないらしいので、少子化に悩む日本にとっては、案外この “プチお見合い” は効果があるのかも知れない(...なわけないか)

しかしこの結婚制度。女性側にはほとんど選択する権利はないのだという。

 
インドにはイスラム時代の名残から、未だに男性優位(男尊女卑)の伝統が強く残っていて、乱暴な言い方をすれば、結婚というものは、“お宅の娘をもらってやって、養ってやってやる” という考え方が根強いらしい。

当然日本で見られるような結納などというものは存在せず、その代わりに女性側が “ダウリ” という持参金を贈るのだ(韓国にも同じ風習がある)。

インドは今、経済発展という名の特急列車が爆進中である。急激な消費社会と格差社会の到来は、以前は家具や貴金属が主流だったダウリの姿をも大きく変えた。高度成長とともに大型液晶テレビや高級乗用車、高層マンションなどへと新郎側の要求はエスカレートしていった。

要求通りの金品を差し出せなかった嫁は、夫やその家族からイジメや暴行を受け、自殺に追い込まれたり、殺害されるケースも増えており、表面化したものだけでもダウリ絡みで年間6,000人もの女性が実際に亡くなっているとか。そうして夫はまた新たな嫁を探すのだという(離婚が少ないわけだ)。

このような悲劇を受け、最近では妊娠中に胎児が女の子とわかると直ちに中絶するケースも増え、1991年に1対0.945(男児1000人に対し、女児945人)だった6歳以下の男女比は、高度成長突入後の2001年には1対0.927(男児1000人に対し、女児927人)に激減しており、将来の深刻な女性不足が今から懸念されている(国際的には男児1000人に対し、女児960人前後が理想とされている)。

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