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インドの結婚事情B

 
インドの結婚事情 @
インドの結婚事情 A
インドの結婚事情 B
インドで結婚式にまぎれこんでみた。

インド滞在中、幸運にも市内でたくさんの結婚披露宴を見かけた。インドの結婚披露宴は、日本のようにホテルや式場を借りることができるのはごく少数の富裕層で、ほとんどが市内の公園などに幕を張り巡らせて会場を作り、たくさんの食事やアトラクションを用意して友人や親戚を招くパーティーが主流らしい。

式の日取りは、カレンダーではなく、ヒンズー教の僧侶のひと言ですべて決まってしまうそうで、週末だとか平日だとかは一切関係ないという。夜間に催されることが多い。

が、少なくとも500〜800人の参列者が普通で、料理の内容は豊富な種類のカレーや小麦粉料理、野菜料理、甘いお菓子が主流で、メインとなる鶏料理を何羽分用意できるかで、夫の面子と太っ腹具合がわかるらしい。

(だいたい500人ぐらいの参列者に対し、鶏100羽用意するのが平均的とのこと)。

しかし、これだけの人数である。当然みんなの顔など知っているはずもなく、断りもなしに立ち入った私達に対しても何のお咎めもなかった。たぶん、勝手に参列者のふりをして食事を済ませて帰ってもバレなかったのではないか?


インドの結婚式にて
 
会場前では、ブラスバンドの生演奏が景気良く響き渡り、ヨーロッパ風の豪華な馬車に乗った花嫁を白馬に跨った花婿が迎えるという新郎家側の見栄が凝縮されたセレモニーが流行りらしい。)

豪華絢爛で一見幸せいっぱいのその姿からは、インドが抱えるそんな事情は窺い知れないが、子供が増え続ける国と減り続ける国、事情はまったく逆であれ、女性を “産むための機械” と言い切ってしまうどこかの国と、何故か重なって見えてしまうのは自分だけだろうか。

地方では、比較的低額のダウリで済む“幼児婚”が盛んという。■

(文/写真: M.Nakamura)

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