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 ■ 抄訳: 現地ニュース  2008年10月8日 

1.

山西省の青石遺跡で約5000年前の文化財を発見

 考古の専門家は、山西省定襄県の青石遺跡には、新石器時代の仰韶文化晩期(約5500〜4900年前)と竜山時期(約4350〜3950年前)、夏時代(約2100〜1700年前)、東周時代(紀元前770〜256年前)の文化財で、漢代(紀元前206〜紀元220年)の古墳もあると証明した。
  この遺跡は、定襄県青石村以北と河辺二村の間の高地にあり、面積は12万平方メートル。昨年、山西省忻州から河北省阜平の高速道路の工事中に発見された。出土した陶器は赤い色を中心に、鉢、たらい類の器物が多い。それらの表面のほとんどが紅褐色の四角い格子や三角、斜線で、仰韶文化晩期の特徴を持っている。この地域でのこれまでの発掘では、仰韶文化時期の特徴がある遺物は発見されておらず、今回の発掘は山西省の考古史にとっても重要な発見である。
  竜山時期の遺跡は主に灰坑や陶窯で、この時期の陶器は砂と泥を主要成分としており、表面には縄紋、籃紋などが多く見られる。
  遺物の特徴からすると、青山遺跡の竜山時期の文化財は、中原文化と中国北方文化の特徴を持っており、その時代の中原と北方文化の交流を研究するためには重要な資料だ。
 夏時代の遺跡は灰坑が主だが、出土した土器の形と構造は特殊で、特徴もはっきりしており、この時期の山西省中部から忻州までの地域の文化が発達していたことを反映している。また一部の灰坑から出土した壺や酒器などは、戦国時代(紀元前475〜221年)の遺物である。
  灰坑の中には、四方の壁が煉瓦で築かれた小さな長方形の煉瓦造りの墓も見つかった、副葬品は前漢時代(紀元前206〜8年)の陶器だと見られている。こうした煉瓦造りの長方形の墓は全国でも珍しく地方の特徴がよく表れている。(新華網2008-9-11)

2.

上海万博に向け、蘇州河水上バスが来年開通へ

 上海市普陀区政府はこのほど、上海万博の開催に備え、市内を流れる蘇州河を周遊する水上バスの運航を2009年から開始する計画を明らかにした。蘇州河の両岸に位置する万博メーン会場を眺めることが可能で、万博期間中の観光客の呼び込みも狙う。また、蘇州河両岸には博物館や歴史的な建築物が沢山あり、ツアー参加者は両岸の風景を楽しみながら、上海の文化を味わうこともできる。
  水上バスはまず蘇州河の長風生態園〜外白渡橋区間で運航、最終的に運航範囲を蘇州河の上流まで拡大し、蘇州市から上海への水上交通手段としても活用することになる。(新浪網2008-9-24)

3.

中国5大名山、「世界自然文化遺産」申請へ

 「中華五岳(中国5大名山)」である東岳泰山・西岳華山・南岳衡山・北岳恒山・中岳嵩山がこのたび、世界遺産登録を目指すこととなった。関連専門家はこのほど湖南省衡陽市で、編纂されたばかりの「中華五岳」文化遺産共同申請書に対する論証を実施、年内にも国連教育科学文化機関(UNESCO)世界遺産委員会への提出を目指す。
  「中華五岳」の世界遺産共同申請活動は、湖南省建設庁が提唱、2006年にスタートした。今回の共同申請は3年計画となっており、年内にも遺産申請書の編纂を完成させ、来年2009年に世界遺産専門家の調査を仰ぎ、2010年の世界遺産大会での世界遺産リスト入りを目指している。(人民網2008-9-25)

4.

敦煌莫高窟の古塔、彩色画を復元

 文化財遺跡保護に関する国際学術会議が22日から24にかけて甘粛省敦煌市で開催され、千年の歴史がある敦煌莫高窟の成城湾花塔を補強し、塔の上の彩色画を復元することが明らかになった。
  成城湾花塔は、莫高窟の前を流れる川の上流1.5キロの場所にある。塔の上には、7重の蓮の花びらから出来たつぼみが作られていることから「花塔」と呼ばれている。この塔は約1000年前に建立され、宋代(960〜1279年)の建築様式である土で作られた塔だ。
  敦煌研究院保護所の孫毅副研究員は、「千年にわたる雨風で、塔の基礎や軒、石灰層、花びらは深刻な被害を受け、塔自体も人為的に破壊されることもあった。補修作業中、花びらの上に彩色画を発見した」と説明した。
  補修作業の後は、「花塔」に描かれている彩色画にそって一部を復元し、修復後の「花塔」は、東から眺めれば元の時代の様子を知ることができ、西から見れば長い年月を経た状態を感じることができるようになる。塔の上の彩色画は、莫高窟前の屋外の壁画や窟の軒の彩色画とあいまって、莫高窟の独特な景観になるだろう。(中国網2008-9-25)

5.

西安、唐代長安の城門遺跡博物館が開館

 投資総額約1800万元をかけて建設された「唐長安含光門遺跡博物館」が26日、正式に開館した。唐代の都市・長安は、外郭城、宮城、皇城の3部分から構成されており、面積は83平方キロメートル。含光門は皇城に入る主な門の1つだ。含光門遺跡は、1983年に行われた城壁の全体修復で発見された。同遺跡は黄土をつき固めて作られ、長さ37メートル、幅約19メートル、最高点の高さは8メートルである。三つの門道と排水道が保存状態は良い、東門道には唐・宋代に使われていた道が残っている。同遺跡はこれまでに発掘された唐代の門の遺跡の中でも最も保存状態がよいもので、古代城壁の築造などの研究に貴重な資料になる。
  博物館は東大庁、中大庁と西大庁の三部分に分かれている。入場料は40元。(西安騰訊網2008-9-27/西部網2008-9-26)

6.

重慶市、大足石窟の千手観音像を修復

 重慶市大足石窟の千手観音像の修復方案はこのほど、専門家の審議会で決められた。同方案は国家文物局の許可を得てから実施されるという。
 千手観音像は、高さ15メートル〜30メートルの崖に彫られた。腕が1007本もあり、それぞれの手のひらには目がついているため、「千手千目観音」と呼ばれている。大足石窟は1999年世界文化遺産リストに登録された。(新華網2008-9-29)

7.

第104回広州交易会、10月15日〜11月6日に開催

 第104回中国進出口商品交易会(広交会)は10月15日より11月6日まで、3期に分けてそれぞれ5日間ずつ、琶洲展覧館において開催される。今迄の流花路展覧会は使用しないことになる。
  琶洲展覧館はC館が9月に竣工し、A館B館C館合わせて総建築面積は110万平方メートルを超え、総展覧面積は34万平方メートルになる。また3期合わせての総展覧面積も100万平方メートルを超え、世界一の規模となる。出展品と期間は以下の通り。

  第1期:10月15日〜19日
   電子・家電類、照明類、車両・装飾類、機械類、五金工具類、建材類、化工産品類

  第2期:10月24日〜28日
   日用消耗品、礼品類、家具装飾類

  第3期:11月2日〜6日
   紡績・服装類、靴類、事務用品・箱梱包・休閑用品、医薬品・医療保健類、食品・土産特産品

  関連HP:http://www.cantonfair.org.cn/cn/

 

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