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 ホーム > SWANフォトギャラリー > “蒼穹の昴”西太后の陵墓・慈禧陵と薊県の見どころ  【1】 【2】

【2】

清東陵へは、北京から高速を利用して約1時間半の薊県から行くのが便利。

薊県には、万里の長城(黄崖関)や歴史のある古刹もあるので、たっぷり1日を費やして観光することができる。

薊県の中心部にある独楽寺は、唐代636年創建で、遼代の984年再建、既に1400年近い歴史を持つ。

重厚な山門に安置された仁王像はじめ、観音閣に聳え立つ高さ16メートルの彩色十一面観音立像は遼代のもので、中国に現存する三大遼代寺院のひとつで、中国古代木造建築の最高峰のひとつとされている。

独楽寺から300メートルほど路地を抜けたところには、ラマ教のタワーが聳える白塔寺がある。

これも遼代建築の古刹で、高さ30.6メートルの白塔は、中国七大白塔(他の6箇所は、@北京北海公園白塔 A山西省太谷県白塔 B遼寧省遼陽市白塔 C浙江省杭州市白塔 D四川省南充市白塔 E雲南省大姚県白塔)のひとつに数えられ、古代中国とインド仏教芸術融合の傑作とされている。

北の郊外にある黄崖関長城は、その名の通り、黄色い岩肌の崖に這うように築かれた城壁が続いている。北斉時代の西暦557年が最初といわれ、1500年近い歴史をもっている。

他の長城と同じく、繰り返し修復されているので、比較的新しい印象を受けるが、北京にある八達嶺や慕田峪長城と比較して、観光客も非常に少ないので、人が写り込まない長城の撮影には向いている。

また、カートを使って訪れることができる太平寨は、険しい山間に脈々と連なる長城を見ることができる。
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「蒼穹の昴”西太后の陵墓・慈禧陵と薊県の見どころ」 終わり

(写真/文: M.Nakamura)

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