薊県には、万里の長城(黄崖関)や歴史のある古刹もあるので、たっぷり1日を費やして観光することができる。
薊県の中心部にある独楽寺は、唐代636年創建で、遼代の984年再建、既に1400年近い歴史を持つ。
これも遼代建築の古刹で、高さ30.6メートルの白塔は、中国七大白塔(他の6箇所は、@北京北海公園白塔 A山西省太谷県白塔 B遼寧省遼陽市白塔 C浙江省杭州市白塔 D四川省南充市白塔 E雲南省大姚県白塔)のひとつに数えられ、古代中国とインド仏教芸術融合の傑作とされている。
他の長城と同じく、繰り返し修復されているので、比較的新しい印象を受けるが、北京にある八達嶺や慕田峪長城と比較して、観光客も非常に少ないので、人が写り込まない長城の撮影には向いている。
フォトギャラリー 「蒼穹の昴”西太后の陵墓・慈禧陵と薊県の見どころ」 終わり
(写真/文: M.Nakamura)