四国は、北は穏やかな瀬戸内海、南は荒々しい太平洋に挟まれており、険しい四国山地が中央を東西に貫いている。
渦潮の鳴門、荒波の室戸岬、坂本龍馬ゆかりの桂浜、断崖絶壁の足摺岬に、宇和海に続くリアス式海岸など、どこに行っても風光明媚な風景を堪能することができ、従来の信仰に基づくものも当然ながら、自分探し(菅直人?)や癒し、心のダイエットを目的としての遍路人気も年々高まっており、年間30万人もが訪れているといわれている。
88ヶ所の札所すべてを巡拝したら、再び1番札所(霊山寺)へお礼参りをして結願。その後、弘法大師空海が修行の場として開山した高野山(和歌山県)金剛峯寺参りをしてすべて終了。
遍路の足跡として残るご朱印帳や宝印がおされた白衣は、極楽浄土へ旅立つ際の通行証となる。
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