サヘートから500メートルほど離れた場所には、私財を処分してまで精舎を寄進しようとしたスダッタの屋敷であった舎衛城(マヘート)がある。多くの仏跡同様、イスラム教徒による破壊が激しいが、金貨を保管していたとされる金庫跡が確認できる。
このサヘートとマヘートは本来別々の遺跡ではあるが、歴史的に切り離せないこともあり、サヘートマヘートとして八大仏跡に数えられている。

マヘート

マヘートに残るスダッタの金庫跡
マヘートの向いにはアングリマーラのストゥーパ跡。アングリマーラは、100人殺しを目指し、殺した者から1本ずつ切り取った指を連ねて首飾りにしていた殺人鬼だったが、100人まであと1人となったところでブッダに出会って帰依したという物語が残されている。

アングリマータのストゥーパ