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達人のコラム
緊迫する朝鮮半島38度線-DMZへの旅
@-近代的な都羅山(トラサン)駅
A-都羅展望台より眺める
B-韓国に攻め入るために北朝鮮が掘ったトンネルとは
C-自由の橋
緊迫する朝鮮半島38度線“DMZ” への旅
B-韓国に攻め入るために北朝鮮が掘ったトンネルとは

 “第3トンネル”とよばれるそのトンネルは、北朝鮮が韓国に攻め入るために掘り進んだ地下トンネルで、現在発見されている4本のトンネルの中では、最もソウルに近い場所にある。

 もし貫通していれば、ほんの1時間に3万人もの北朝鮮兵士が攻め込むことができたといわれている。

 まずは資料館で朝鮮戦争の概要をまとめた短編記録映画(日本語有り)を観賞し、その後に遊園地にあるトロッコのようなケーブルカーに乗車。
 韓国軍がこのトンネルを発見する際に掘った急斜面の横穴をゆっくりと降下していく。ここから先はまた一切の撮影は禁止となる。

この山の地下にトンネルが・・・

トロッコで地下73メートルへ。

トンネル内部。(現地ツアー会社のHPより)

 地下トンネル内部は、高さ1.5メートル、幅2メートル、長さは1635メートルで、掘削の音が韓国軍に気づかれないよう、73メートルもの地下にある。ダイナマイトを使用すると、音や振動でバレてしまうので、ほとんどが手作業によるものだという。

 内壁は、万一発見された際に、“石炭を掘り進んでいたら、韓国領にいつの間にか入ってしまっていた”という言い訳ができるよう、炭鉱に見せかけるためか、コールタールが塗られている。

 見学ができるのはほんの250メートルほどで、折り返し点には頑丈な鉄扉が設置されている。これも、有毒ガスなどを流し込んで攻撃してくる場合に備えたもので、そこかしこから緊張感が伝わってくる。

 これらのトンネルは、実際に測量に携わっていたという脱北者の証言によって1974年に第1トンネルを発見、その後現在までに4本が発見されているが、金正日は韓国へ侵攻するために20本の掘削を指示していると伝えられており、まだ16本ものトンネルがこのDMZのどこかで掘り続けられているといわれている。

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