「ジュラ紀の恐竜のふるさと」と称される新疆維吾爾(ウイグル)自治区吉木薩爾(ジムサル)県は、より多くの観光客を誘致する目的で、「新疆第1回恐竜文化祭」を今月末に開催する。第1回恐竜文化祭では、同地の恐竜文化の特色が十分に活用される。
新疆古爾班通古特(グルバンテュンギュト)砂漠と天山山脈の間に位置する吉木薩爾県(ジムサル)は、ジュラ紀時代の恐竜と爬虫類の楽園だった。中国の科学者・袁復礼教授が1928年から1931年まで、同県北部の砂漠で、匍匐(ほふく)性動物の化石72個を採集した。
中国科学院の専門家は1983年、現地のジュラ系石樹溝に硅化木(化石化した樹木)の多い地帯で、馬門溪龍(マメンチサウルス)と同一種に属する恐竜の化石を1個掘り出した。新疆初のジュラ紀公園が2007年10月、吉木薩爾県にオープンした。この公園には、馬門溪龍(マメンチサウルス)を含め、覇王龍、蛇頸龍、剣龍、雷龍、始祖鳥、魚龍など十種類以上の恐竜が生き生きと再現されている。(捜狐網2008-4-21)
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