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 ニュース 中国編 6.2 更新 ― 

1.

黒龍江省の漠河空港、6月20日に開通

  「人民網」によると、2年間の建設を経て、中国の最北に位置している漠河空港が5月26日にテストオープンを行い、6月20日に正式に開通する予定だという。
  漠河空港は2006年6月21日に着工、今年4月18日に竣工した。総投資の2.36億元。中国南方航空のフライトは漠河−ハルビン−北京、毎日一回往復する。機材はA320。漠河空港の開通は、大興安嶺の単一の交通構造が打ち破って、観光客に大きな便利さをもたらす。北京から出発すると、約3時間のあとオーロラを見ることができる。(和訊網2008-5-26)

2.

陝西省の重点文物保護機関60カ所余りが被災

 四川省の「5・12」大規模地震は隣の陝西省に大きな被害を与えただけでなく、同省の漢中、安康、宝鶏などの重点文物保護機関60カ所余りに深刻な被害を与え、所蔵される文物308件が被害を受けた。 陝西省文物局の副局長によると、同省で深刻な被害を受けた文物保護機関60カ所余りのうち、種類別に見ると古建築物、いわゆる古塔の被害が最も深刻だという。被害を受けた300件余りの所蔵物の大部分は陶器だ。(新華網2008-5-26)

3.

中国、端午の節句が3連休に

 6月8日は、中国の伝統祝日−端午の節句である。北京市政府弁公室は今日、6月7日から6月9日までの三日間を端午の節句の休日にすると発表した。法定休日が調整された後、初めての端午の節句の3連休となる。6月7日(土曜日)は通常通りに休み、8日(端午の節句)が法定休日なので、9日(月曜日)が振替休日になる。(京報網2008-5-27)

4.

首都空港リムジンバス、3時間で秦皇島へ直行

 首都空港発秦皇島行きの直行リムジンバスが27日に開通した。午前9時から午後7時まで、2時間1便で運行される。料金は片道126元。全線が高速道路で、首都空港から秦皇島までの所要時間はわずか3時間だ。首都空港から石家庄、唐山など都市への直行リムジンバスの運行も計画されている。(新京報網2008-5-28)

5.

海南省五指山の麓に美しい蝶園

 海南省五指山の麓に80ヘクタールの蝶の養殖園が建設された。同園では5月下旬、美しい花が咲き、蝶が舞い、まるで桃源郷のようだ。この全国で唯一の野外蝶園には現在、1000種余りの蝶が養殖され、そのなかに海外の珍しい蝶200種余りや国家一級保護種の数十種も観賞できる。専門家は同園の自然科学の普及および専門的な研究は国内一だと評価する。(新華網2008-5-29)

6.

中国、「ビザ発行の制限はしていない」と説明

  最近、中国はマルチビザの発行を中止したり、ビザの発行量を制限したりしているといった噂が流れているが、これに対して、中国外務省領事関係の責任者はこのほど、次のように説明した。  「中国は外国人が中国に観光、ビジネスに来ることを歓迎している。ここ数年、外務省はビザ申請手続きの簡素化に向けて、一連の措置を取ってきた。一方、北京オリンピックの安全を確保するため、過去のオリンピック及びその他の大規模な競技大会の通常のやり方や中国の法律に基づき、最近、入国ビザの発行に対して一部の調整を行った。しかし、マルチビザの発行を中止したり、ビザの発行量を制限することはしていない。オリンピックまたはパラリンピックのファミリーメンバーに認定された人は、ノービザで入国できるようにする。」(中国国際放送局2008-5-29)

7.

地震が四川観光業に及ぼす影響

(1)2007年観光業収入のGDP占有率、四川が全国トップ:

全体状況から総合的に見ると、ブン(さんずい偏に「文」)川地震災害は多くの死傷者を出し、インフラを壊滅的に破壊したとはいえ、観光業が被った損失は、短期間かつ局部的なものにすぎず、観光業の発展、特に中・長期的な発展に対するマイナス影響は限られる模様だ。四川は観光業収入が1千億元を超える国内でも数少ない観光大省のひとつ。15の少数民族が住み続ける中国西南内陸部は、数多くの国内外観光客を引き付け、2007年の観光総収入は全省GDPの10%にあたる1217億元に達し、その割合は全国トップ。2008年1−4月の統計データによると、全省の観光総収入376億2900万元は、主に九寨溝などの世界遺産を擁する観光地区からのもので、観光客数が最も多い地区は、峨眉山(延べ56万4300人)、楽山大仏(同52万1千人)、都江堰風景区(同48万4300人)など。

(2)九寨溝と峨眉山は被害なし:

某メディアの報道によると、地震による主な被災地域は、阿バ(土偏に「貝」)チベット族自治州に集中しており、都江堰や青城山も震源地に近いことからある程度影響を受けたという。一部の地上建築物が倒壊、武侯祠・杜甫草堂など名所旧跡も破損したが、青城山の山体や都江堰の堰構造は完全なままで、四姑娘山や海螺溝などの主要観光地も被害を受けておらず、九寨溝、黄龍、峨眉山および楽山大仏などの世界遺産も無事だった。  川南、川中、川東の3本の観光ルートは地震の被害を受けなかったが、九寨溝に繋がる2本の幹線道路が完全に遮断された。四川省は広元−茂県−松潘を結ぶ道路の修復作業に急遽取り組み、同道路を九寨溝へ入る第2のルートとした。このほか、各省からの観光客は、甘粛・陝西経由の2ルートによって九寨溝に入ることができる。  以上の通り、四川の主要観光地が地震によって受けた被害はそれほど深刻なものではないといえる。壊れた古跡や建物は数カ月間の修復作業の後、再び観光客の受け入れが可能となる。当面の課題は、四川観光に対する人々の信頼を回復することだ。

((3)四川周辺への団体旅行、キャンセル続出、信頼回復が急務:

 被災地で観光客は適切に避難・誘導されたが、多くのパッケージ旅行で予約のキャンセルが続出している。キャンセルを多数受け付けた旅行会社によると、キャンセルが出ているのは、四川向けツアーだけではなく、四川に近い華東地域、貴州、江西など各方面への旅行に及んでいるという。
  毎年9、10月は九寨溝観光のピークシーズンだ。広東最大の旅行社・広之旅の担当者によると、九寨溝向けパッケージツアーでは、予約客の55%が出発日を延期、30%は旅行先を変更、ツアーをキャンセルしたのは約15%にとどまったという。地震発生後、四川の観光業は被災地観光施設の再建作業を進めるほか、市場販促計画を積極的に作成し、観光客の信頼を回復し、観光客の誘致に努めている。国内ではすでに行動を開始した旅行社もある。南湖国際旅行社は、航空会社、現地受入旅行社、ホテルなど観光業の上・下流各資源と提携、一連の西部観光プランを特別価格で出すことを計画している。市場を再起動させ、観光客の旅行熱に火をつけることが狙いだ。地震後間もない四川観光パックは、「愛を込めた被災者救援シリーズ」を中心に売り出されるという。(人民網2008-5-30)

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