西安の兵馬俑、四川大地震で軽く損傷

　　「世界八大奇跡」といわれる兵馬俑は、四川大地震で軽く損傷したことが分った。兵馬俑博物館の責任者によると、四川大地震が発生した時、現地では一回の揺れを感じただけで、丈夫に建てられた博物館の建物自体は大きな損傷はなかった。兵馬俑は、胴体、頭、手がばらばらに作られたため、地震で頭がずれたり、割れ目が入ったりしているという。　　兵馬俑博物館は、現在通常通り開館している。（中新網2008-6-02）

陝西省で、精緻な壁画を発見

　陝西省商洛市の考古学チームはこのほど、洛南県の古刹華厳寺で保存状態の良い精緻な壁画を発見した。考古学チームが寺の壁の石灰や泥などを取り除いた時、壁画が現れたという。華厳寺の建築年代はいつ頃なのか分らなかったが、壁画の作り方を分析すると、遼金時代の建物だと推断された。（新華網2008-6-03）

南方航空の年間乗客数、世界トップ4入り

　国際航空運送協会（IATA）が公開したデータによると、中国南方航空集団公司の2007年度年間乗客数は延べ5652万2千人となり、航空業では世界第四位、アジアでトップの地位を築いた。今年の最新ランキングでは、南方航空はアジアで唯一の、世界航空業トップ5位入りしている航空会社となっている。　 南方航空は現在世界841都市、162カ国（地域）にネットワークを広げており、世界の主な都市に就航している。（捜狐網2008-6-03）

西蔵の阿里昆莎空港、2010年にオープン

　西蔵自治区と民用航空局の第11次5カ年計画（2006〜10年）の重点プロジェクトである阿里（ガリ）昆莎空港の建設が順調に進んでいる。基礎工事はすでに完了し、滑走路、ターミナルなどの関連工事が全面的に進められている。
　 阿里昆莎空港は標高4227メートルの高地に位置し、飛行区等級は4D。A319、B737-300など高原用機の離着陸に適応し、全長4500メートル、幅45メートルの滑走路を持つ。乗降客処理能力は2020年までに12万人に達する。拉薩（ラサ）貢嗄（コンカル）空港、昌都（チャムド）邦達（バンダ）空港、林芝（ニンティ）空港に続く西蔵の空の窓口として、2010年にオープンする予定。（中華網2008-6-04）

2008景徳鎮陶磁博覧会、10月に開催

　江西省景徳鎮市政府はこのほど、2008年景徳鎮陶磁博覧会を10月18日から22日まで開催すると発表した。
　　景徳鎮市の黄康明副市長は、「陶磁博覧会の準備作業は順調に進んでいる。日本、韓国、オランダ、フランス、ポルトガル、ドイツなど10カ国の陶磁器メーカーが博覧会に出展することを決めた」と述べた。
　　博覧会は三つの場所で行われ、一号館は景徳鎮中国陶瓷博物館、二号館は景徳鎮中国陶瓷城展示中心、三号館は景徳鎮中国瓷園となる。博物館博覧会の開催期間中、陶磁文化観光祭や現代芸術陶磁器オークションなど11項目余りの関連イベントが催される。（捜狐網2008-6-04）

九寨溝、まもなく観光客に開放

　四川省ブン川地震・観光業再建計画指導チーム第1回会議が4日、成都で行われた。国家観光局の邵�h偉局長および四川省政府の崔広義副秘書長は、被害を受けた九寨溝などの観光地を迅速に修復し早期に再開放するつもりだと述べた。
　崔副秘書長は、「この度の大地震により四川省観光業は大きな打撃となったが、省内のほとんどの観光地や観光ルートは基本的に問題なく、世界遺産のうち都江堰およびパンダ保護区が損壊したものの、九寨溝、黄竜、峨眉山、楽山大仏などの世界レベルの観光スポットは基本的に被害を受けていない。震災後の観光業の復興計画において、四川省の安全な観光ルートを迅速に起動および回復させ、峨眉山、楽山大仏、九寨溝、黄竜および東部、南部の安全な区域の観光市場を開放していく。九寨溝へつながる道路は今のところ修復中だが、飛行機で九寨溝に往復し観光すればすでに何の問題もない」といった。（中国経済網2008-6-04）

ドキュメンタリー「中国の世界遺産」、放送へ

　中国中央テレビ局（CCTV）は16日から、高画質HDのドキュメンタリ「中国の世界遺産」を放送する。
　このドキュメンタリは３８話あり、2008年まで、ユネスコの「世界遺産リスト」にランクされた中国の自然文化景観33ヶ所を紹介する。5月12日の四川大地震によって、世界遺産の都江堰と青城山が破壊されたため、いっそう人々の関心を呼んでいる。そのため、第一話は「都江堰と青城山」を放送する予定。
　このドキュメンタリーは7年間にわたって、10万キロを走破し、およそ800時間分の素材を撮影した。これは中国のドキュメンタリー史上で製作時間が最も長く、規模が最も大きいといわれる。（中国国際放送局2008-6-06）