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 ニュース 中国編 623 更新 ― 

1.

湖北省・襄樊市、民間の文化遺産が発見

  襄樊市の南ショウ(さんずいに「章」)県は、湖北省の文物大県であり、第三回全国文物調査が実施された湖北省の唯一な県でもある。文物調査員はこのほど、湖北省襄樊市の南ショウ県で民間文化遺産の回廊を発見した。山間と渓谷間の4千平方メートルに満たない場所に数百にのぼる古い民家や砦、古墳などの文化財が集まっており、世間を驚かせた。(新華網2008-6-14)


明清時代の古民家が多数みつかった襄樊市の南ショウ県。民家の門前に備えられた「石鼓」は左右一対になっている。

2.

北京孔子廟・国子監、博物館として再開

 中国の3回目の「文化遺産の日」となった14日、700年以上の歴史を持つ北京の孔子廟と国子監が、中華人民共和国建国以来最大の修復工事を経て、博物館として初めて参観客を迎えた。古代の教育に関連した文化財1000点余りを見学することができる。入場券は20元。 
北京の孔子廟は元・明・清の時代、孔子を祭る場所だった。隣接する国子監は元・明・清の時代、教育を管理する最高行政機関であり、国立の最高学府でもあった。(中国網2008-6-15)

3.

青海省・青海湖、世界自然遺産への登録申請

 6月16日、青海湖景観地区保護利用管理局は、「高原の真珠」と呼ばれる青海湖を今年、世界自然遺産への登録申請にすることを明らかにした。現在、既に申請に着手し、5年以内に登録達成を目指して、積極的に努めている。登録が成功すれば、青海湖ないし青海省の知名度が著しく高められ、青海湖の保護事業も促進できると期待される。
 青海湖は、青海チベット高原の東北部にあり、海岸線は約360キロメートル、湖面の面積はおよそ4300平方キロ、中国の最大の内陸湖と塩湖であり、国家級自然保護区、国家級風景名勝区及び国際の重要湿地として青藏高原の東北部の生態安全に関わっている。(新華網2008-6-16)

4.

澳門の神像彫刻、国家級無形文化遺産に

 「中国文化遺産の日」(毎年6月の2番目の土曜日)の6月14日、「澳門神像彫刻」が国家級無形文化遺産に正式に認定された。「澳門神像彫刻」は、中国の伝統的な神像彫刻の技術を文化的に継承し宣揚した。澳門に100年伝わる民間芸術で、改良と発展を経て、総合的に非常に優れた技術水準を呈している。(中新網2008-6-16)

5.

五輪、レストランメニューの英訳案が決定

代表的な中華料理にはピンイン併記
 
五輪観戦に北京へやってきた外国人旅行者が飲食店でのオーダーに困らないように、「メニューの英訳表記方法」がこのほど正式に公布された。代表的な中華料理には、ギョーザ(JIAOZI)、肉まん(BAOZI)、マント−(MANTOU)など、ピンインで記載している。豆腐(TO-FU)など、外国でそのまま使われている名前は、その音訳のまま載せている。中国語のメニューで、その調理法や食材が分かりにくいものには、ピンインをつけ、英文でその注釈をつけている。例:「佛跳墻」Fotiaoqiang(Steamed Abalone with Shark's Fin and Fish Maw)、「鍋貼(焼き餃子)」Guotie(Pan-fried Dumpling)。

酒類は3原則をもとに英訳
 新「メニューの英訳表記方法」では、酒類は次のルールに基づいて訳した。▽輸入の酒類の英文名称はそのまま使う。▽国産の酒類は、商品登録の際に使った英文名を使う。▽英文名称がないものは、中文名のピンインを使用する。  そのため、同じ中国酒でも、翻訳の方法がさまざまだ。「藍花珍品二鍋頭」は「Lanhua (ピンイン)Zhenpin Erguotou」とされ、「紅星珍品二鍋頭」は「Red Star(英語) Zhenpin Erguotou」となっている。「剣南春」は「Jiannanchun」で、「蒙古王」は「Mongolian King」となっている。(新浪網2008-6-17)

6.

都江堰が震災後初の観光客を迎える

 「中国文化遺産の日」の14日、地震で開放が中断されていた都江堰が震災後初めて観光客を迎えた。6月14日から3カ月の間、都江堰市は、世界遺産への関心、全社会への感謝をテーマとする震災後の特別観光コースを制定して無料で開放し、人数限定で毎日観光客を案内する。
  ブン川大地震は青城山と都江堰にそれぞれ被害を与えたが、主な景勝地や大部分の文物は被害を免れた。観光地のスタッフの大きな努力により、短期間で再建と開放の再開を実現した。しかし地震後の観光客受入能力に限界があることなどから、現在の都江堰は1日の受入観光客数を一定数に制限している。(新華網2008-6-16)

7.

九寨溝、観光客への再開放は夏

 四川省の有名な世界遺産・九寨溝は、省内の多数の観光地中、「5.12」ブン川大地震の被害を免れた「幸運者」のひとつであった。ただし、道路のひび割れなどの理由で、九寨溝観光地区は現在も引き続き団体観光客に開放されていない。九寨溝景区(観光区)管理局担当者は16日、同観光地区は今夏、観光客へ再開放される見通しだと語った。
 地震によるマイナス影響から一日も早く立ち直るため、九寨溝観光地区は一連の措置を講じて観光人気の復活を図るという。九寨溝観光局の林副処長は、「九寨溝はまず、ターゲット市場の調整を行う。西線道路が遮断されたため、道路の再開通にはかなりの時間を要する見通しだ。当面は航空機を利用した九寨溝観光客の開拓に力をいれる。国家観光局や四川観光局の支援を得て、成都や重慶などの都市以外に、九寨溝への直行便路線を開設する都市の開拓に努める」との意気込みを示した。
 九寨溝は観光人気回復に向け、新商品の開発にも力を入れている。ブン川・茂県道路が閉鎖されている状況で、甘粛省蘭州―紅原―九寨溝観光ルートを積極的に開拓、「平原から草原さらには高山峡谷まで」という貴重な旅行体験を観光客に提供する方針という。(中国経済網2008-6-17)

8.

「中国文化遺産網」が開設

 中国の文化遺産についてのホームページ「中国文化遺産網」(http://www.cchmi.com/)が16日北京で開設された。国家が公益性のある実際の博物館を社会大衆に無料開放を進めるという文化発展政策の方向に合わせて、中国文物情報相談センターにより計画、建設されたもので、現代情報技術とネットワーク伝達手段を駆使して、中華文化遺産をデジタル情報化し、ネット上で、中華文化遺産の基礎知識の宣伝・普及、マルチメディア展示、相互交流などの公益性サービスを提供する。(中国文化遺産網2008-6-17)

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