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 ホーム > SWANフォトギャラリー > 仏跡巡礼の旅シリーズ > (9)釈迦最初の修行地であり、最後の説法の地・バイシャリ
(9)
バイシャリ
釈迦最初の修行地であり、最後の説法の地


世界最初の共和国

 バイシャリは、釈迦が出家してラージギルに向かう途中で最初に修行した地であるとともに、45年にも渡る仏教の伝道を経て、現世からの旅立ちが近いことを悟った釈迦が最後の説法を行ったところで、当時から選挙によって統治者が選ばれていたことから、“世界最初の共和国”とされている。

 ある年、旱魃が続いたことで収穫が途切れ、更には疫病も流行してしまい、国を挙げてバラモン(司祭)たちが祈祷したがまったく効果がなく、困り果てた統治者が近くのラージギルに滞在していた釈迦に救いを求めたところ、雷鳴が轟き大雨となり、旱魃は解消され、疫病もすっかりなくなったと伝えられている。

 1957年に玄奘三蔵の記述に基づいて発掘したところ、高さ5.2センチ、直径4.9センチの舎利容器が発見され、内部には釈迦のものと思われる遺灰やガラス玉、銅貨、金箔などが納められていた。










アムラパリのマンゴー園跡

ここから西に3キロほど離れたコールハー村には、アムラパリのマンゴー園跡がある。

アムラパリは華麗なダンサーであり、王侯貴族や豪商相手の娼婦でもあったが、釈迦の教えに感銘を受け、このマンゴー園を寄贈し、自らも出家して尼僧になったことで知られている。

また、1匹の猿がたわわに実ったマンゴーの蜜を釈迦に献上したことから、“猿王奉蜜”の地として釈迦の物語を語る上でも重要な場所となっている。

多くのストゥーパが残る遺跡には、紀元前250年頃に建立された高さ10メートルのアショカ王の石柱が聳え、柱頭の獅子像が周囲を見守っている。


インド人と牛

バイシャリ周辺にはいくつかの牛のマーケットがある。

牛はヒンドゥー教の最高神であるシヴァ神の乗り物であり、農耕や運搬に活躍する大切な人間の協力者。

乾燥させた糞は燃料として、乳はもちろんミルクやチーズとして活用される。

インドには殺生を嫌う宗教上の理由でベジタリアンが非常に多いが、チーズや牛乳などの動物性乳製品は口にする。

これは、乳製品を食べても、牛を殺生することには繋がらないからという理由によるもの。




バイシャリ(終)

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写真:M.Nakamura
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