雲に覆われる・・・
皆既で気温が下がったことで、また新たに出てきた雲にも覆われ、残念ながら第三接食の時間も過ぎ、この時点で今回の皆既は見えないまま終了。次に姿を現した太陽は、皆既を終えたばかりの食分97%の細い姿。
午前6時41分 食分97%
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赤い太陽の画像は、専用フィルターを通して撮影したもの |
第二接食から第三接食の間だけ完全に雲に覆われ、その前後が観測できるという、なんとも悔しい結果となってしまった。
その後、太陽がその姿を取り戻すにつれ気温もぐんぐん上昇し、あっという間に立ち込めていた雲はきれいになくなり、真夏のような太陽がギラギラと輝き、すべての過程を終えた。
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観測を終えた後は、ビーチから空港へ直行し、昼過ぎの便でシドニーへ。
ホテルで休憩の後、シドニー湾のディナークルーズ。ライトアップされた世界遺産・オペラハウスやハーバーブリッヂを眺めながらのコースディナーをお楽しみいただいた。
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翌11月15日は、空港への途上、オペラハウスとハーバーブリッヂを望むミセス・マッコーリーズ・ポイントへ立ち寄り、参加者全員で記念撮影。
上海に戻って1泊した後、最終日となる11月16日、上海空港にて皆様と別れを告げ、それぞれの便で帰途についた。
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今回、ケアンズが熱帯に位置し、更に雨季直前ということで、多少の雲と雨は当初から予測できていたものの、皆既日食の代名詞であるダイヤモンドリングと皆既中の黒い太陽のほんの数分間が完全に雲に隠されてしまい、その前後が観測できるという大変残念な結果となってしまい、参加者のみなさんのご心中もいかばかりかと察する次第ですが、随所で暖かいお言葉をいただいたり、日食ツアー特有の時間的に厳しいスケジュールにもかかわらず、心良くご協力いただき、滞りなく無事にツアーを終えることができました。
改めて、心より感謝を申し上げます。■(Nakamura)
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